介護疲れでストレス限界…思い切って四国遍路ツアーに参加して心が軽くなった話

「もう無理かもしれない…」

高齢の家族の介護をしていると、ふとそんな言葉が頭をよぎる瞬間があります。
さちこです。夫と姉の在宅介護を5年間続けてます。

終わりが見えない介護。
夫の介護をしていた頃は、自分の時間はほとんどなく、気づけば心も体も限界寸前。

そんな時、姉から一緒に四国遍路のバスツアーに参加してみないかと誘われました。

「介護してるのに旅行なんていいの?」

そう思う人もいるかもしれません。

でも結果から言うと、この選択は自分を立て直す大切な時間になりました。

介護疲れで心とストレスが限界だった

介護生活は、想像以上に精神を消耗します。

  • 夜中のトイレ介助
  • 通院の付き添い
  • 食事や薬の管理
  • 終わりの見えない毎日

誰かに愚痴を言えるわけでもなく、

「家族だから当然」と思って頑張っていました。

でもある日、ふと思いました。

「このままだと、自分が壊れる」

思い切って四国遍路バスツアーに申し込んだ

私が申し込んだツアーは2泊3日で、香川県の65番札所三角寺から82番札所根香寺を回る行程でした。
実は以前から四国遍路には興味がありました。
きっかけはテレビ番組で見た巡礼の様子で、静かな風景や歩く人々の姿に心を動かされ、いつか自分も体験してみたいと感じていました。

個人で歩く遍路は大変ですが、バスツアーなら

  • バス移動が中心
  • 宿泊や食事が手配済み
  • 添乗員や先達が案内

体力に自信がなくても参加できます。

「せめて数日だけでも」

そう思って申し込みました。

お寺で感じた「非日常の静けさ」

境内に一歩足を踏み入れると、空気が一変します。

厳かな雰囲気の中に、ほのかに漂う線香の香り。

それだけで、ざわついていた心やストレスがすっと落ち着いていくのが分かりました。

お遍路の作法はまったく分かりませんでしたが、ツアーには先達さんが同行しており、一つひとつ丁寧に教えてくれました。

境内では、歩き遍路と思われる、真っ黒に日焼けした方の姿も見られました。

長い道のりを歩いてきたであろうその姿に、思わず背筋が伸びるような気持ちになりました。

日常ではなかなか味わえない、静かで清らかな時間。

「来てよかった」——そう自然と思えた瞬間でした。

善通寺の宿坊で過ごした特別な時間

宿泊した善通寺の宿坊では、朝のお勤めに参加することができました。

まだ静まり返った早朝、本堂に響く読経の声。

その場に身を置いているだけで、心が整っていくような感覚がありました。

さらに、住職から直接お話を聞ける機会もあり、普段の生活では得られない貴重な時間となりました。

ただ観光するだけではなく、

「心に触れる体験」ができたことが、この旅の一番の印象です。

お遍路で感じた不思議な安心感

四国遍路では、弘法大師と一緒に歩くという意味で

「同行二人(どうぎょうににん)」

という言葉があります。

巡礼中、ふとした瞬間に思いました。

「一人じゃないのかもしれない」

それだけで、少し気持ちが軽くなったのです。

お寺の静かな空気、読経の声、山の風。

普段の生活では感じられない時間が流れていました。

同じように悩んでいる人が多かった

ツアー参加者の中には、こんな人もいました。

  • 介護が終わったばかりの人
  • 定年退職を迎え自分のために時間を使う人
  • 心をリセットしたい人

話してみると、みんな似た悩みやストレスを抱えていました。

「あ、自分だけじゃないんだ」

そう思えたことも、大きな救いでした。

介護から逃げたわけではない

四国遍路に行ったからといって、

介護の問題が解決するわけではありません。

帰ればまた、いつもの日常です。

でも一つだけ変わったことがあります。

「少し休んでもいい」

そう思えるようになったことです。

介護する人こそ、休む時間が必要

仏教にはこんな考えがあります。

「自灯明(じとうみょう)」

自分自身を灯りにしなさい、という意味です。

自分が倒れてしまったら、誰も支えられません。

だからこそ、時には立ち止まることも大切です。

まとめ:介護疲れを感じたら、心を離す時間も大事

介護は長い道のりです。

だからこそ、ずっと全力で走り続けることはできません。

もし今、介護疲れやストレスを感じているなら

少しだけ心を離す時間を作ってみるのも一つの方法です。

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