高齢者の食べこぼしが増えたら要注意|誤嚥性肺炎のリスクと対策

高齢者の食べこぼしが増える理由

さちこです。夫と姉の在宅介護を5年間続けてます。
高校時代の恩師を誤嚥性肺炎で亡くした経験から、高齢者の誤嚥性肺炎のリスクについて調べるようになりました。
高齢になると、食事に関わる体の機能が少しずつ低下します。

  • 口の筋肉が弱くなる
  • 飲み込む力(嚥下力)が低下する
  • 歯や入れ歯が合わなくなる
  • 姿勢が崩れる

こうした変化によって、食べ物をうまく口に運べなかったり、 口からこぼれてしまうことがあります。

誤嚥性肺炎につながることもある

高齢者の食事で注意したいのが誤嚥(ごえん)です。

誤嚥とは、食べ物や飲み物が食道ではなく気管に入ってしまう状態のことです。

誤嚥が起こると、細菌が肺に入り誤嚥性肺炎を起こすことがあります。

高齢者の肺炎の多くは、この誤嚥が原因と言われています。

誤嚥性肺炎は高齢者の死亡原因として多い

誤嚥性肺炎は、高齢者に多く見られる肺炎の一つであり、
高齢者の健康に大きく影響する病気です。

日本では肺炎は長く死亡原因の上位に入っており、
その中でも高齢者の場合は誤嚥が関係している肺炎が多いといわれています。

食べこぼしやむせる回数が増えてきた場合は、
体の変化のサインの可能性もあるため、
日頃から食事の様子をよく観察することが大切です。

こんな症状があれば注意

食べこぼし以外にも、次のような症状がある場合は注意が必要です。

  • 食事中によくむせる
  • 食後に咳が出る
  • 声がかすれる
  • 食事に時間がかかる
  • 口の中に食べ物が残る
  • 口腔ケアの不備

こうした症状は嚥下機能の低下が関係している可能性があります。※1

特に、高齢になると握力低下や認知症で歯磨きが難しくなります。
その場合、電動歯ブラシを取り入れるのも一つの手段です。
高齢者の口腔ケア対策として電動歯ブラシは、日本訪問歯科協会も推奨しています。※2
👉 誤嚥性肺炎を防ぐ口腔ケア完全ガイド|歯磨きが難しい方の対策と便利アイテム

在宅介護でできる対策

食べこぼしや誤嚥を防ぐために、在宅介護では次のような工夫が行われています。

  • 背筋を伸ばして座って食べる
  • 一口の量を少なくする
  • ゆっくり食べる
  • とろみをつけた飲み物を使う
  • 食事用エプロンを使う

また、高齢者向けの宅配弁当サービスを活用するのも一つの手段です。

高齢者向け宅配弁当を選ぶときに迷う「やわらか食」「嚥下食」の違いを解説。
👉 高齢者向け宅配弁当の選び方|やわらか食・嚥下食とは?

宅配弁当のメリット・デメリット・失敗しない選び方を解説。
👉 在宅介護の食事負担を減らす方法|高齢者向け宅配弁当活用完全ガイド

むせることが増えた場合は医師に相談することも大切です。

まとめ

高齢者の食べこぼしは、単なる食事の問題ではなく 嚥下機能の低下のサインである可能性があります。

  • 口やのどの機能が弱くなる
  • 誤嚥が起こりやすくなる
  • 誤嚥性肺炎のリスクが高くなる

食事中の様子に変化を感じたら、早めに原因を確認し、 食事方法や環境を見直すことが大切です。

日常の小さなサインに気づくことが、高齢者の健康を守ることにつながります。

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参考

※1カイゴのトリセツ 「高齢者の食事で気をつけたい誤嚥(ごえん)とその対処について」
URL: https://kikoukai.or.jp/blog/aspiration-pneumonia/
※2 一般社団法人日本訪問歯科協会. 「高齢者にも電動歯ブラシ」, 参照URL: https://www.houmonshika.org/oralcare/c169/

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